佐田町文化協会のご紹介
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出雲歌舞伎むらくも座
2011-07-28
出雲歌舞伎むらくも座の紹介 【座長 渡部 良治】
【出雲歌舞伎の由来】
歌舞伎の始祖「出雲阿国」の生誕地といわれる出雲地方に伝承される「出雲歌舞伎」の起源は古く、江戸時代とも言われているが、近代では大正の中期広島出身の歌舞伎役者「嵐美里」を迎え、指導を受けた記録があり、戦前戦後を通じ盛んに演じられてきたが、高度成長期の過疎化により、昭和35年を最後に途絶えてしまった。
【むらくも座の活動】
昭和50年地元の若者の手により復活させるため「むらくも座」を結成。当時の資料をもとに携わっていた人たちの指導を受け、今日まで、毎年秋に定期公演を行い、出雲歌舞伎を復活させている。
外国人に歌舞伎を演じさせたり、歌舞伎フェスティバルを開催するなどの地域間交流。小中学生に歌舞伎を演じさせる子供歌舞伎や、高校生のための鑑賞教室などの青少年育成。住民参加による情報発信など、歌舞伎を生かした観光振興や産業振興にも貢献している。
【出演と受賞暦】
平成10年ポルトガルでの「EXPO“98リスボン国際博覧会」、平成16年NHKホールでの「全国ふるさと歌舞伎フェスティバル」、平成17年イタリアナポリベリーニ歌劇場での「ジャパンウイーク」、また福岡、山口、静岡、岡山での「国民文化祭」に出演。
また、平成6年度「島根県文化奨励賞」、平成8年度「文化庁地域文化賞」、平成11年「第21回サントリー地域文化賞」、平成14年「ふるさとづくり内閣総理大臣賞」と数多くの受賞歴を有している。
【定期公演】
県内外で出張公演を行い、出雲歌舞伎の普及に努め、秋には出雲市佐田町の「スサノオホール」で定期公演を行い、伝統演目を着実に復活させ、県内外からの観客で満席である。